いまさら聞けない?ミネラルコスメって何?
ミネラルファンデーション、ミネラルコスメはここ数年で日本でも一般的となりつつあり、雑誌やネットでも見かける機会が多くなってきましたよね。
肌に優しい、クレンジング不要といったイメージはあるけれど、そもそもミネラルコスメとは一体どんなものなのでしょうか?
ミネラルファンデーションとは?
ミネラルコスメとはベアミネラルの創業者が粉末状のミネラル(鉱物)だけでファンデーションを開発し、ミネラルメイクアップ(MMU)と名付けたのが始まりだそうです。
その後、手術後や火傷痕にも使える化粧品として使用され、ハリウッドセレブの間でも肌に優しいコスメと話題になり定着し始めました。
アメリカではパウダーファンデーションが主流となっていますが、日本ではパウダータイプ以外にクリームタイプ、リキッドタイプといった幅広い種類のファンデーションが販売されています。
ミネラルコスメの定義とは?
ミネラルファンデーションが肌に優しいものだというのは、世間で広まりつつある共通認識だと思います。
しかし、ミネラルコスメ、ミネラルメイクアップ(MMU)とは、どのようなコスメを指すのかという定義まで理解されている方は少ないかもしれません。
ミネラルファンデーションを開発したベアミネラル創始者 DIANE RANGERさんは合成着色料、タルク、賦形剤、鉱物油、合成香料の5つを原料に使用していないコスメをミネラルコスメの定義として掲げているそうです。
日本ではミネラルコスメの定義がない!?
では、日本も同様の定義を元としてミネラルコスメが作られているかと思いますよね?
主成分にミネラルなものを使用するという大まかな定義はあるようですが、日本においては明確なミネラルコスメの定義というのはないそうです。
主成分には少量のミネラルを使用しているものの、他成分に界面活性剤やシリコンなどのケミカル成分を使用していたとしてもミネラルコスメとして主張、販売出来てしまうのが現状です。
消費者としては非常に紛らわしくて迷ってしまいますよね。
こだわりを持ってミネラルコスメを購入する場合は、必ず成分をチェックするのがオススメです。
次項にて主なミネラルコスメに使用されている成分をご紹介しますので、購入の際に参考にしていただければと思います。
ミネラルコスメに使用されている主成分
ミネラルコスメは前述したとおり、天然鉱物(ミネラル)が主成分です。
マイカ(雲母)、酸化チタン(二酸化チタン)、酸化亜鉛、酸化鉄等がベースとなっています。
主なミネラルコスメで使用されているミネラル成分について簡単に説明します。
マイカ
マイカとは雲母のことを指し、花こう岩や雲母片岩などを粉砕して得られる鉱物の一種で天然の含水ケイ酸アルミニウムカリウムが主成分となっています。表面がスベスベとした性質で皮膚への密着性も高く、伸びやすさやツヤ、光沢感も出しやすいためにファンデーションや白粉に使用されることが多いです。
酸化チタン
酸化チタンとはイルメナイトなどの鉱物を塩素法などで製造された微細な白色の粉末です。光の屈折率が非常に高く、カバー力にも優れた白色顔料なのでファンデーションには欠かせません。また、紫外線遮断効果にも優れているため、日焼け止めなどの製品には欠かせない原料です。
酸化亜鉛
酸化亜鉛とは可溶性亜鉛溶液からの合成、もしくは亜鉛鉱物から得られる白色の細かな粉末です。透明感のある白色顔料としてファンデーションや白粉などに使われています。また、紫外線を遮断する効果があるため、紫外線拡散剤として日焼け止めに含まれることもあります。
酸化鉄
酸化鉄とは酸化した鉄を粉末化したもので、肌への密着性に優れ、透明感のある明るい肌を演出することができるためファンデーション、口紅などの化粧品に含まれています。
カオリン
花崗岩が風化してできた粉末や塊の鉱物であり、白色~微白色の粉末を白粉をはじめとした各種メイクアップ製品に使用されています。タルク同様にベビーパウダーにも使用されています。
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